2020/04/23 15:49
この時期は、母のことを考える時間が多くなる。
昔から、忙しいのに自分の時間を作るのが上手な人で。
自分なりにこだわっては、どこか得意げな顔を隠すのが下手な人だった。
そんな母に贈るものだから、いつも選び終わるのは、母の日の一日前だったりする。
でもね、今年は、もうこれに決まっているの。
母の時間の始まりは、わかりやすかった。
スツールを窓際に寄せた時。
食卓に並べないグラスを出した時。
ハンドミルに豆を入れた時。
きっと、私が気づかなかったこだわりもあったんだろう。
それでも、どこかいつもと違う顔を見て、「あぁ、今は ”母の時間" なのだ」と。
今でもよく覚えているし、何より、"私の時間"のお手本は、母だ。
「あなたは本当に私に似ている」
まだ、目元に皴がなかった頃の母の言葉を思い出して。
きっと母は、これを気に入る。
ライフスタイルを美しく、テーブルウェアに個性とこだわりを。